血液 クレンジング 問題。 血液クレンジング(オゾン療法)|疑似科学|downloadbramjy.com

見城徹と秋元康が問題の「血液クレンジング」PRをこっそり削除していた! 幻冬舎メディアで“2人で一緒にやってる”と宣伝 (2019年11月2日)|BIGLOBEニュース

血液 クレンジング 問題

血液クレンジングの死亡事故の事例にはどのようなものがあるのでしょうか? 血液クレンジングとは何か? 血液クレンジングは海外ではオゾン療法と呼ばれているものを、日本に輸入するにあたりつけられた名称です。 オゾン O 3 はオゾン層としても知られる酸素原子3つから構成されるガスです。 オゾンを摂取することで免疫系が活性化するという民族医療・代替療法の一種です。 オゾンは西洋医学においては、細菌・ウィルスなどの影響を制限した環境下で病気の消毒と治療に使用されます。 医療においてガスを使用することは珍しく、特別な技術が必要であり吸入してしまうと人体に有毒です。 によると血液クレンジングとは次のような手順で行われるそうです。 血液を約100ml採取する。 医療用オゾン発生機でオゾンを作る。 代謝系、免疫系が最も活性化される量のオゾンを血液に加える。 血液とオゾンが反応すると、一瞬で鮮やかな赤に変化する。 オゾンで浄化された血液をボトルから体内に戻す。 費用は1回に1万5000円とのことです。 医療としてガスを使用することは珍しいため、採用されている特別な技術があります。 オゾンは吸入されると有毒になることもあります。 血液クレンジングの死亡事故・殺人事例 血液クレンジングに対して世界的にも問題視する声は多くあります。 医療現場でもオゾンの使用は難しいため、安全性を確保することが困難です。 、によると、 血液クレンジングを受けた人の中で、合併症として肝炎を発症した者も含めて5人の死亡例が報告されています。 ただし、血液クレンジングを受けた後心臓発作との関連も指摘されており、原因はまだ究明されていません。 によると、 2015年にラスベガス警察によって2人の男が1人の女性に対して、血液クレンジングによる死亡事故を起こし、殺人罪で起訴されています。 74歳の被害女性は血液クレンジング後に発作を起こして意識を失い、病院に搬送されましたが空気塞栓症によって死亡しています。 2人の男は女性の死と血液クレンジングの関係を否定し、血液クレンジングは血液浄化のために行われたものだと主張しています。 血液クレンジングが危険視される理由は、静脈や動脈などに気泡が出る可能性があり、それによって空気塞栓の可能性があるためです。 血液クレンジングによって空気塞栓症が起こると、• の報告例があります。 血液クレンジングやオゾンを用いた治療は様々な病気の代替治療として行われています。 1991年からアメリカの食品医薬品局によって規制が行われるようになり、血液クレンジングで病気を治療するといった診療所の運営者らを逮捕しています。 同様に規制に乗り出す国は多く、によると、 ニュージーランドの33歳の女性がタイに旅行した際、副腎がん治療として血液クレンジングを受け、そのご容態が悪くなり死亡しています。 血液クレンジングを行った男は自身のWebサイトで、血液クレンジングはエイズやがん、アレルギー、動脈硬化まですべての病気を治すことができると主張していました。 血液クレンジングの危険性や効果なし・怖いと感じる理由は? 血液クレンジングの危険性や効果なしか効果ありなのか? 血液クレンジングを怖いと感じる理由について見ていきましょう。 血液クレンジングの危険性は? オゾンを用いた医療行為がすべて危険しかないという訳ではありません。 正しい技術を持った医師が使用することで危険性を回避することができます。 ただし、「今までに事故がなかった」という情報に踊らされずに、どのようなリスクとメリットがあるのかを十分に話し合っておく必要があります。 血液クレンジングの副作用・危険性は治療の種類によって異なります。 オゾンのガスが口、鼻、目から入った場合には• 激しい咳• 吐き気• 呼吸器合併症 を引き起こす可能性があります。 によると、 マレーシアでは血液クレンジングの健康上のメリットはなく、死に至る危険性すらあるため、保健省が血液クレンジングを提供する医療機関に厳しい処罰を講じています。 マレーシアのMaHTASという医療技術を評価する組織によると、病気に対して血液クレンジングが治療効果を有するという科学的根拠はなかったことが示されたとのことです。 また、血液クレンジングはヘパリンの使用による出血リスクや空気塞栓症、無菌器具による感染、腎臓などの臓器への障害をもたらす危険性があると言います。 オゾンには殺菌効果がありましたが、その効果が発揮されるためには人間や動物にとって害のない濃度を超える量で使用する必要があります。 そのため、アメリカでは2016年4月に食品医薬品局が「安全性と有効性の証拠がない医療行為」としてオゾンの医学的使用を禁止しています。 血液クレンジングの効果なし・ある? 血液クレンジングによって、血液中の酸素量が増えて酸化が促進するため、次のような効果があると言われています。 爪と髪がより長く強くなる• 肌はより健康的に• エネルギッシュ• 寝つきやすい 血液クレンジングによって体内の酸素量が増えることで、若返りや老化防止があると主張されています。 マレーシアのによると、 皮膚の状態に血液クレンジングが効果があったという証拠はなく逸話に過ぎないと述べています。 若返りを含め、さまざまな健康状態の改善についても、現在のデータでは従来の治療法よりも十分な安全性と治療上の利点が存在しません。 HIV、感染症、自己免疫疾患、虚血、眼の状態、耳鼻咽喉科、産科・婦人科、整形外科的な疾患、癌、皮膚の状態改善といったあらゆるものの代替治療法として、血液クレンジングを推奨する臨床的証拠は不十分です。 また、乾癬の治療にオゾンを使用して空気塞栓症によって死亡した例があります。 血液クレンジングによってC型肝炎やHIV感染を引き起こした事例もあります。 効果が証明されておらず危険性もあるものの、もしかしたら健康に良いかもしれないし、老化防止になるかもしれないという期待に懸けて金を掛けたい人にはおすすめです。 血液クレンジングが怖いと感じる理由は? 血液クレンジングが怖いと感じる理由にはどのようなものがあるのでしょうか? ツイッター上の声とともに見ていきましょう。 普通の人であれば、「血液をクレンジング」という言葉が意味不明すぎるのですが、美容に取り憑かれている人にとっては最強のデトックスとでも思えるのでしょう。 肺や腎臓などの臓器の役割を知らない人が飛びつくのでしょうか。 感染症にかかりそうで怖い 血液クレンジングする奴は勝手に感染症かかって死んでいいです 血液クレンジングした奴が「あたし輸血した事ないです!」とか言って献血するのが怖いので、 「血液クレンジングした奴は献血すんな。 オゾンは人間にも動物にも有害であり、消毒目的でも高い技術が要求されるとのことであり、不安感を覚えます。 海外ではHIVやC型肝炎に感染した事例もあるため、手軽さや料金に乗せられて血液クレンジングをすることの恐ろしさが伺えます。 また、芸能人が一斉に宣伝し始めたところからも、金儲けとしての意図が強く水素水と同じような系統に感じます。 むしろ水素水よりも血液をいじる分、非常に危険度が高いです。 まとめ ・血液クレンジングとは何か?• 血液を約100ml採取する。 医療用オゾン発生機でオゾンを作る。 代謝系、免疫系が最も活性化される量のオゾンを血液に加える。 血液とオゾンが反応すると、一瞬で鮮やかな赤に変化する。 オゾンで浄化された血液をボトルから体内に戻す。 ・血液クレンジングの死亡事故・殺人事例 血液クレンジングを受けた人の中で、合併症として肝炎を発症した者も含めて5人の死亡例が報告されています。 ・血液クレンジングの危険性は? 血液クレンジングはヘパリンの使用による出血リスクや空気塞栓症、無菌器具による感染、腎臓などの臓器への障害をもたらす危険性があると言います。 ・血液クレンジングの効果なし・ある? 若返りを含め、さまざまな健康状態の改善についても、現在のデータでは従来の治療法よりも十分な安全性と治療上の利点が存在しません。 ・血液クレンジングが怖いと感じる理由は?• 血液クレンジングという名前が怖い• 感染症にかかりそうで怖い• 美容のために体から血を抜くのが怖い いつもたくさんのコメントありがとうございます。 他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。 カテゴリー•

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「血液クレンジング」なるニセ医療をめぐる健康情報の修羅を追って

血液 クレンジング 問題

『血液クレンジング』という耳慣れない療法が突如ネットでトレンドワード入り。 名称そのままに、血液を1度採取し、きれいにクレンジングしてから体内へ戻すと疲労回復や免疫機能を改善する効果がある、と推奨するクリニックは主張。 《大阪も楽しかったし血液クレンジングで元気でござる》(市川海老蔵のブログより) 《血液クレンジングもあるというので、疲れていたのでやってみた この容器に血が吸い上げられ、オゾンを混ぜて身体に戻す、のです。 僕にはとても効いたようで。。。 》(高橋克典のブログより) 《血液クレンジングとニンニク注射したからバッチリね! 》(ISSAのツイッターより) 『血液クレンジング』という健康法が、突如としてネットをにぎわせている。 前出に加え、仲里依紗や高橋みなみ、田中律子などもSNSでこの療法を拡散している。 過去には'12年に亡くなった森光子さんも愛好者だったという。 血液クレンジングとはいったい何なのか。 こちらを商標登録しているという、東京都中央区にある『医療法人財団健康院』のホームページを見ると、 《医療用オゾンを血液に混ぜて反応させる点滴です。 抗酸化力の向上・血液の流れの改善・免疫力のアップなどの効果が期待でき、身体がもつ本来の力を高めます》 具体的には、 《100〜150ccの血液を採血》 《医療用オゾンを混ぜて酸素を含んだ血液を、点滴で体内に戻します》 という施術。 料金は初回特別価格で1万1000円。 次回からは1回につき2万5000円ほど。 月に1〜2回の施術をすすめている。 その他のクリニックも同程度の料金で、このくらいが相場のようだ。 「血液クレンジングを拡散していたタレントも多かったため、否定意見も多く飛び交い、炎上状態になりました。 ISSAさんや田中律子さんは、施術を受けたことをアップしていた投稿内容を削除していましたね」(スポーツ紙記者) 医学的な見地から、血液クレンジングはどのようなものなのか。 「欧米では150年以上前から知られている方法ですね」 そう話すのは、新潟大学名誉教授で、医療統計の第一人者と呼ばれる医学博士の岡田正彦先生。 欧米ではかなり昔から、例えば関節の中に菌が入った人に直接オゾンを注射して入れたり、虫歯の治療に使うといった施術がありました。 患部に直接入れる方法と点滴で入れる方法、そしてもうひとつが血液を取り出してオゾンを濃縮したものを入れて、また戻す方法。 この3種類が昔からありますね」 岡田先生によると、血液クレンジング(オゾンセラピー)に関する研究論文は数多くあるという。 たくさん研究されているということは、安全? 「論文というのは、しっかりと比較研究がなされたものでなければ信用されません。 対象者を均等に2つに分け、一方には何もしない。 一方には、血液クレンジングをする。 それで短期的に効果があったか、長期的に見て副作用はなかったかを調べるといった、公平に分析したうえで論文を発表するのがまっとうなやり方です。 ところが、オゾンセラピーに関して、そういったしっかりとした調査をもとに書かれた論文は1つもない」(岡田先生、以下同) 「細胞を殺す」恐れが 研究とともに、欧米でも日本同様、血液クレンジングの施術は現在でもあるが、 「医療行為において、権威ある組織のトップは、FDAというアメリカ食品医薬品局です。 日本でいうと厚生労働省で、ここが認めた治療法は、だいたい世界中が安心して使えます。 FDAはオゾンセラピーを認可していません。 しっかりした形での比較研究をやらないとデータの信憑性はありませんから、役所は認可しません。 「よいものでも悪いものでも、比較試験がないので、科学的には判断できない、とは言えます。 しかし、血液を取り出して、オゾンを加えて元に戻す方法は、極めて危険だと思います。 酸素原子が3つついた『O3』がオゾンになります。 私自身も過酸化物質を研究してきましたが、やはりリスクがある。 酸素というのは空気中に20%程度ありますが、ちょうどそれくらいが限度であって、それ以上増えると人間の細胞は傷んでしまいます。 酸素は多すぎると人体には有害であり、それを逆手にとって菌を殺すために使われています。 さらにオゾンは、そのものが人体にとっては有害なんですね。 その理由は細胞を殺してしまうからです」 人間の血液には、白血球という外部や体内の菌や炎症から身体を守る細胞がある。 「白血球は、活性酸素を作って菌などを攻撃します。 オゾンも同じで活性化された酸素で菌を殺しているんですね。 その意味でオゾンは絶対悪ではない。 だから効果が表れる場合もあるようですが、それをどの程度使えばいいのかという量は、ものすごく微妙なもの。 薬も過ぎれば毒になりますが、その調整はほぼ不可能で、白血球にしかできない。 毒としてしか働いていないのではないかと思います」 現段階では危険 今後の可能性は? 今後、有用な療法になる可能性はあるのだろうか。 「先のことは誰にも言えませんが、理論的にはありえない。 殺菌作用があるので、ある一面を見れば効果があるかもしれない。 しかし、オゾンが有害である以上、ほかの面への悪影響から逃れられない。 現在では、さまざまな治療に抗生物質が使われています。 健康な細胞は傷めずに、悪い菌のみ殺すことができるようになっているわけです。 長い年月をかけて研究されてきた抗生物質ですら副作用があります。 それでも、効果のほうが大きいから使われているのです。 リスクが大きいにもかかわらず、過去の方法を無理して使おうとすることは、理解できませんね」 血液クレンジングを商標登録している前出の健康院に取材を依頼すると、 「当院は、貴社の取材をお受けする公的な立場にはないので、申し訳ありませんが血液クレンジング(オゾン療法)のご質問につきましては、所属学会である日本酸化療法医学会にお問い合わせいただけますでしょうか」 と返答があった。 そこで日本酸化療法医学会、および同医学会会長が所属する『東海渡井クリニック』に取材を申し込んだが、コメントを提出する旨は伝えられたが、期日までに送られてこなかった。 かの徳川家康は水銀を薬として飲んでいたという。 外部サイト.

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「今年1番心に残った医療ニュースは何?」 血液クレンジング問題、薬物逮捕バッシング...色々ありました

血液 クレンジング 問題

こんにちは。 のDr. チームです。 ここ数日SNSを中心に、アンチエイジングや疲労回復を謳う「血液クレンジング」という美容治療? が話題になっています。 Buzz Feed: 某クリニックのwebページの説明を抜粋すると、「医療用オゾンを血液に混ぜて反応させる点滴です。 抗酸化力の向上・血液の流れの改善・免疫力のアップなどの効果が期待でき、身体が持つ本来の力を高めます。 」とあります。 いかにもそれっぽい説明ですよね。 しかしWellnessのDr. チームの見解としては、この治療法にお金を払う価値はありません。 理由はシンプルで、効果を証明するエビデンスがないからです。 今回はたまたま血液クレンジングが話題となっていますが、自由診療のクリニックではエビデンスのない不確かな治療法が、いかにもそれっぽい説明で行われているということはザラです。 今回のケースをきっかけに、今後騙されることがないよう、一人一人がヘルスリテラシーを高めることが重要です。 血液クレンジング療法のエビデンスが不十分であることは多くの医師がSNS上でご指摘の通りなので、この記事ではヘルスリテラシー全般の問題として、何故今回のようなケースが絶えないのかを分析し、全ての人が持つべき心得についてお伝えしたいと思います。 予防医療の推進を目指し、ヘルスリテラシーを高めることやパーソナルDr. を持つことの重要性を訴える私たちWellnessが注目している課題は、主に以下の3つです。 1, 「正しくない」とも証明されていない 2, パーソナルDr. がいない 3, 悪意無しに誤った情報を拡散してしまう 一つ一つ見ていきましょう。 1, 「正しくない」とも証明されていない 世の中には多種多様の治療法や予防法があふれています。 健康食品やサプリメントから、自由診療で提供される点滴療法、病院で提供される一般的な治療まで様々です。 最近になってようやく「エビデンス」という言葉が浸透し、一部の医師が信頼できる著書を出版するようになるなど変化の兆しはあります。 一方で、いまだに誤った情報がweb上や書店に散在してることも事実です。 世の中には3つの情報・商品・サービスがあります。 それは、「正しいと証明されているもの」「正しくないと証明されているもの」「正しいか正しくないか分からないもの(証明されていないもの)」です。 このうち「正しいと証明されているもの」は標準的治療として、病院で提供されるようになります。 予防法についても同様で、正しいと証明されているものについては国の制度やガイドラインに組み込まれていきます。 また「正しくないと証明されているもの」については「禁忌」として医学界ではタブーとなっていきます。 数年前は正しいと信じられていたものが実は正しくないと証明されるような事例も多く、医師は常に新しい情報を学び続ける必要があります(例えば心房細動に対する脳梗塞予防の治療薬でかつてはアスピリンが使用されていたが、出血リスクを高めるだけで脳梗塞予防効果がないことが示され、現在は抗凝固薬での治療が推奨されているetc. これもある意味分かりやすいものです。 問題になるのは3つめの、「正しいか正しくないか分からないもの(証明されていないもの)」です。 何らかのエビデンスを出すためには必ず研究を行い、統計学的手法に基づいて効果を検証する必要があります。 しかし、仮説に基づいて出てきた新しい治療法についてはエビデンスがないのが当然です。 これを狙って誇大広告をうって稼いでいるのが悪徳な美容クリニックです。 正しいと証明されていないものについて『仮説』を立て、「〜が 期待できます」という表現で売っているのです。 血液クレンジンングが話題になっているのは、「血液」を外に出して入れるという医師であれば感染リスクを考えずにはいられないような手法で、しかもオゾンを加えるだけで大きな効能が見込めないことから、多くの人がベネフィット<リスクと判断し批判が殺到したからです。 しかし血液クレンジング以外にも、実は正しいかどうか分からないような治療法は山ほど提供されているのが現実です。 このような治療法は「期待できます」といった曖昧な表現で提供されていることが多いのですが、標準治療ではない自由診療の手技に対して「本当かな?」と思ったら必ず、「エビデンスはありますか?論文はありますか?」と聞いてみるといいかなと思います。 人生は一度きりなので、よほどのリスクテイカーでないのであれば、エビデンスのある治療法や予防法だけを愚直に実践するのが最も安全で効果があります。 2, パーソナルDr. がいない 当然ですが、自分の知見が乏しい領域において意思決定を行う際には、専門家の意見を聞きたくなるものです。 法律のことは弁護士に相談したいのと同様、健康のことは医師に聞きたくなります。 これは当たり前ですし、そうあるべきだと思います。 ただし気をつけなければならないのは、自由診療のクリニックの場合、情報を提供する医師と、サービス提供によって利益を得る医師が同一であるパターンがほとんどということです。 もちろん大抵の医師は倫理観に基づいて行動していますが、一部の医師は利益のために、本来推奨されないような過剰な治療法を推奨してきます。 本来何らかの意思決定を下す上で相談する相手は、利害関係のない第三者におくべきと考えます。 この意味で、顧問弁護士と同じような立ち位置として、気軽に相談できるパーソナルDr. を持つということは非常に合理的です。 日本は制度上、登録医制のないオープンアクセスとなっており、大きな病気にかかるまで「かかりつけ医」を持つことはほとんどありません(一方海外ではprimary care doctorが当然のようにいて、まずその医師に相談するというのが常識になっています)。 結果、若い人たちほど、自分がwebや本、口コミで得た知識だけを頼りに判断してしまうということが起こっています。 自分自身の身を守るために最低限のヘルスリテラシーを持つことが最も重要ですが、「これでいいのかな?」「これ大丈夫かな?」と思った時に気軽に聞ける医師を持つことも非常に重要です。 健康に関わる多くの情報は、発信源の分からないメディアや引用元が載っていない本、友人の口コミから得られていたりします。 今回の血液クレンジング問題でも、多くの芸能人が(おそらく対価を得て)情報を拡散していたことが問題視されています。 芸能人を擁護する意見も聞かれますが、私たちは、情報発信をするにはそれ相応の責務が生じると考えています。 なぜなら、それによって本当に命を落としてしまうケースがあるからです。 実際、「がんは放置した方がいい」「食事をこうすれば癌が治る」といった代替療法を信頼する友人から勧められて信じてしまい、Stage4まで進行した状態で救急搬送されてくるという症例をいくつも経験したことがあります。 今回の血液クレンジングのような治療法でも、数年して「実はこんな副作用があった」といったことが分かってくるケースも十分想定されます。 正しいと分かっていないものは極力避け、標準的な治療法やエビデンスのある予防法をしっかりと実践する。 これが健康への近道です。 間違った情報を発信するということは、たとえ本人に悪気が全くなかったとしても、非常に危険なことなのです。 特に「健康」という取り返しのつかないものに関わる情報は、誰もがsensitiveになる必要があります。 ヘルスリテラシーを高めると同時に、ソースのはっきりしない健康情報は発信しないということが重要です。 これは個人にも企業にも言えることで、医療者のいないチームがエビデンスを十分に検証せずに健康食品やサプリ、運動療法、医療サービスといったものを提供するのは相当のリスクが伴います。 また同時に、「医療者がいればOKというわけでもない」ということも重要です。 医師であってもEBM(エビデンスに基づいた医療)を意識していない人は複数おり、自分の主観的な意見でものを言う人が山のようにいます(非常に残念なことですが)。 「しっかりとした根拠を持って納得いくまで説明してくれる医師を持つ」というのが、情報が溢れる現代においてますます重要になっていると思います。 ---------------------------------- さて、今回は血液クレンジング問題のように、不確かな健康情報が容易に拡散され受け入れられてしまう背景を分析しました。 お金は無くなってもまた稼げばいいですが、健康は一度失ってしまうと完全元どおりには決してなりません。 正しい知識を身につけ、無駄なリスクを避け、正しいと分かっていることに愚直に取り組みましょう。 遠いようで、それが健康への最大の近道です。 Wellness Dr.

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