おはようございます。 あやなです。 「」という漫画をご存じですか? で連載されていた、お色気系ラ漫画です。 で好きな漫画を挙げろと言われたら、6番目くらいに出てくる思い出の作品です。 そもそも黄金期と呼ばれる時代のジャンプ漫画をちゃんと読んでいないこともありますが、連載当時のジャンプ作品も私は好きだったよ! 少年向けというか、男性向けというか、ちょっとお色気描写が強いので、の話をすると「女の子でも読んでるんだ、あれ」と驚かれたり、逆に喜ばれたりします。 男所帯だったト先やゼミではとかI''sとか、の話ができると重宝されたものです。 アイドルオタクだったりもするので、目がに男性なのかもしれません。 夢もカラーじゃなくて白黒だしさぁ…… しかし今日はあくまで「女」として、に学んだことを語っていきたいと思います。 ネタバレコミコミになりますので、「ネタバレ、ダメ、絶対!」の方はここから先はご用心ですよ。 屋上でいちごパンツの女の子に出会った日から、運命の歯車は回りだした!ーー 彼の恋に絡んでいくヒロインは主に4人。 学園のマドンナ。 勘違いから告白した淳平とは中学の頃から付き合っている。 名門女子高に進学後始めた、洋菓子店でのトをきっかけにパティシエを目指す。 サバサバしているようで健気。 眼鏡を外すと美少女。 屋上で書いていた小説を淳平に読まれ、仲良くなる。 内気でおとなしい、秀才のドジっ子。 高校在学中にを受賞。 映研では脚本を担当する。 ダイナマイトボディの元気っ子。 淳平とは補欠合格組同士。 趣味が合う淳平に熱い視線を送り、積極的なアプローチにわかりやすく色仕掛けで落とそうとする。 1つ年下の生意気な妹キャラ。 なぜか寝ているときに服を脱ぐ癖がある。 幼馴染みである淳平の家に居候中。 と同じ女子高に通っている。 他にも、後輩の外村美鈴とか端本ちなみとか、同じ塾の向井こずえとか出てきますが、一応を真ん中に据えて、東西南北のヒロインはこの4人。 作者のさんが女性だからでしょうか、お色気路線のドタバタラでありながら主軸のストーリーはリリカル。 少女漫画的です。 さて、こういったラでは最終的に誰が主人公とくっつくかが一番のポイントになってくるわけです。 はっきり言いますと、東西南北のヒロインのうち、は早々に戦線を離脱します。 も粘りを見せていましたが、最終的に身を引きます。 残るはと。 は、最後にを選びます。 すべてのきっかけになったいちごパンツの女の子はでしたが、彼女の決死の告白を振りきり、勘違いから始まり、くっついたり離れたりを繰り返したを選びました。 私は東城派……東城の告白シーンは読んでいて胸がつぶれそうでした。 元々河下さんは東城エンドにしようとしていたけれど、読者の人気などもあって西野エンドにした、なんてコメントを出していたりもしまして、単行本2巻 中学生編 で終わっていたら東城エンドになったんだろうなぁとハンカチを噛みたくなります。 ですが、西野エンドには納得です。 西野人気も出るし、こりゃあラストも変わっちゃうわと頷かざるを得ない。 というか、ストーリー上、以外はありえないと思います。 最後にではなく、が選ばれたのはなぜか。 「もう~~っ」など、語尾に「っ」が多用され、それもまたかわいい。 好きな食べ物はママの作るチェリーパイ。 携帯の着メロは。 ギャップまみれだよ……何なのこの子……。 自己犠牲的な健気ではなく、前向き。 夢を追いかける淳平に負けないように、夢中になれることを探した結果、料理教室に通ったり洋菓子店でトしたり、ラストはパティシエになるために留学したりする。 彼氏と高校が離れて、しかもその高校では別の女の子といい感じになり、彼氏は自然消滅的な別れ方に持っていこうとするし! 実際、一度西野と淳平は別れているのですが、破局を乗り越えてのゴールインは涙なしには語れません。 最初に違う道を選んだのは、高校受験でした。 一緒に泉坂高校を受ける約束が、順調に偏差値を上げた西野は名門女子高、桜海学園に合格します。 対して東城は、桜海学園を目指していながら、真中の夢に引っ張られ、泉坂高校に入学しました。 同じ道を歩む東城の方が有利なんじゃないの? と、思いきや、内気な性格と別の学校に進んだ西野のことが気になって告白に至らない東城。 また、淳平にとっても、映画制作という同じ夢を目指す中で、の存在は恋人というより尊敬すべき仲間に変容していたのではないかと思います。 一方、別の道に進みながら、お互いにがんばろうと励ましてくれる西野。 真ん中で逡巡していた男は、同じ別の夢を目指す女を選びました。 なるほどな、ビジネス上のパートナーなのか、東城は! 読んでいた当時は応援していた東城がかわいそうでならなかったのですが まぁ……東城はずっと恋愛でも優位でいながら「私なんか」と卑屈な発言を繰り返していたので、積極性に欠けるところはありましたけど! おとなになって考えてみると、最後に選ばれる女は戦友ではなく別の戦場を戦う女だと言われると、説得力があるような気もします。 に隠された「選ばれる女の極意」、興味を持っていただけたらぜひぜひご一読ください。
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次のあしからず。 真中の若気の至り 個人的には真中が西野つかさを選んだのは若気の至りだと思う。 少年ジャンプの対象読者年齢を考えてみて欲しい。 中高生ですよね。 私みたいに30過ぎても読んでいる大きなお友達もいるけれど。 それはさておきこのくらいの年齢の時は女の子の中身より見た目を重視します。 むしろそれしかないくらい。 そういう意味で真中は圧倒的に正しい。 ただしあくまでその時点での正しさである。 この問題は少年だけでなく、すべての年代の男の問題だと思う。 そしてこの問題には絶対的な解がない。 さっきは若気の至りと言ったけれど、本当は大人だって悩んでる。 難しいよね。 でも西野にいく真中の気持ちも分かる。 真中が30歳くらいになったらまた違うレベルの悩みにブチ当たると思う。 その結果、東城と西野のどちらを真中が選ぶのかを是非見てみたい。
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