夕立 ss。 【夕立SS】提督「とりあえず視界に入った艦娘に抱きしめる」

韓国語小説「ソナギ」(夕立)ファンスノン著を読む : ゆきんこさんの日記

夕立 ss

時雨「提督、帰投したよ」 提督「うむ。 ご苦ろ…」 夕立「提督さーんっ! 今日も夕立がMVPだったぽいー!!」ダキッ 提督「おわっ?!」ドターンッ 夕立「今日潰したのはねっ、ヲ級とル級と! えーと、えーと……とにかく褒めて褒めてー!!」 提督「わ、分かった! 分かったから降りてくれ」 夕立「はっ……ちょっと興奮し過ぎちゃったかしら…」 時雨「夕立……また飛びついて…….。 興奮し過ぎだよ」 夕立「ううっ…提督さんに飛び付くのが癖になってるぽいぃ。 ごめんなさい……」 提督「はは、まぁ慣れたよ」ナデナデ 夕立「んうぅ……」 時雨「提督、ちゃんと注意しないと。 いつまでも治らないよ」 提督「いやー、しかしなぁ。 こうして飛びつかれて、撫でてると思い出すんだよ」 時雨「思い出す? 何を?」 提督「んー……昔飼ってた犬」 夕立「ぽいっ?!」 提督「子供の頃飼ってた犬なんだけどな。 俺が家に帰ると……さっきの夕立みたいに飛びついて来たんだよ。 なんかそれを思い出してな」シミジミ 時雨「へー……」 夕立「むー。 夕立、犬扱いされてたっぽいぃ…」 提督「はは、悪い悪い」ナデナデ 夕立「んぅう……」 時雨「………」 提督「未だに犬は好きなんだが………まあ、鎮守府で飼うわけにはいかんからなぁ」 時雨「確かにね」 夕立「じゃあ特別に、夕立が提督さんの犬になってあげる! ワンッワンッ!」 提督「お、じゃあこれとってこーい!」ポイッ 夕立「ぽいーっ!」シュバッ 提督「早っ!」 夕立「えへへ……じゃあ、次は夕立がじゃれるっぽい!」 提督「よしよーし」ナデナデ 夕立「ん、ふあぁ」 時雨「もうっ、程々にしなよ提督」 提督「わ、分かってるよ」ナデナデ 夕立「んうぅ」ゴロゴロ 時雨「……」 時雨「………しい」ボソ 提督「ん?」 時雨「…何でもないよ」 ーーーー ーーーー 提督「……んー、疲れた」 提督「今日も終わりだなぁ。 提督もそろそろ看板ですよっと」 コンコン 提督「ん、誰だ? 入れ」 時雨「提督、失礼するよ」 提督「時雨か。 どうした」 時雨「え、えーと……も、もう仕事は終わった?」 提督「ああ」 時雨「そ、そっか。 ……じ、じゃあお茶いれるね!」 提督「……ありがとう?」 時雨「はい、お疲れ様」コトッ 提督「うむ、ありがとう。 時雨も座ってくれ」 時雨「うん」 提督「……ん」コトッ 提督「ふぅ、時雨のいれてくれたお茶は美味いな」 時雨「そ、そう? えへへ…」 提督「それで…どうしたんだ?」 時雨「へ?」 提督「何か俺に用があったんじゃないのか?」 時雨「う、うん……そ、そうだけど……」モジモジ 提督「どうしたんだ。 何か言いにくい事なのか?」 時雨「そ、その……あのさ。 提督……夕立に……その、犬の………」 提督「ん? ああ分かってる。 流石に自粛するよ」 時雨「え?!」 提督「今は時雨からだけだが、冷静に考えたら他の艦娘からも苦情来かねんしな……」 時雨「あ…ちょ……て、提督…」 提督「最悪の場合は憲兵にも……」 時雨「て、提督!」ガシッ 提督「うわっ!? ど、どうした」 時雨「ち、違うんだ」 提督「違う?」 時雨「僕が言いたいのはそう言う事じゃなくて……」 提督「?」 時雨「ぼ、僕を……」 提督「僕を?」 時雨「僕を………」 時雨「僕を提督の犬にしてよ!!」 提督「へ?」 提督「ちょ。 し、時雨……? な、なんて?」 時雨「だからっ、僕も提督の犬になりたい!」 提督「えぇ……。 い、いきなりどうしたんだよ」 時雨「だ、だって夕立ばかりずるいじゃないか! ずっと我慢してたんだよ!」 提督「そうだったのか…」 時雨「僕だって提督に犬みたいに飛びつきたいワン!」 提督「そんなとって付けたような語尾をされても……。 うーん、悪いが自粛すると決めたからなぁ」 時雨「わうぅ……」 時雨「………」ガサガサッ 提督「何してんだ時雨?」 時雨「………」カチャッ 提督「……犬耳?」 時雨「似合う?」 提督「お、おう。 ………そ、そんな犬のかっこされてもダメだからな」 時雨「…………」 時雨「……この写真なんだと思う?」ピラッ 提督「写真?」 時雨「実はこれ……提督と夕立が昼間の犬プレイしてる時の写真なんだ」 提督「?!」 時雨「今から、格好をちょっと乱れさせて写真を持って憲兵の所に出頭してくるね……。 僕と夕立は提督の雌犬ですって言いに」ガチャ 提督「うわっ! ま、待て! 早まるな!!」ガシッ 時雨「は、離して! 犬になれないなら、僕は、僕はっ!」ジタバタ 提督「わ、分かった。 分かったよ!!」 時雨「え。 ほ、本当に?!」 提督「……ただし今日だけな」 時雨「ええー!」 提督「ええー、じゃない。 夕立だって1週間やそこらなんだから。 今日、この後の時間全部付き合ってあげるからこれで許してくれよ」 時雨「……しょうがないな」 提督「……で、どうするんだ?」 時雨「へ?」 提督「そ、その。 犬になるんだろ」 時雨「う、うん」 提督「じゃあ……夕立みたいに飛び付いてくるか?」 時雨「ええ?!」 時雨「そ、そんなの恥ずかしいよ!」 提督「じゃあ、どうするんだよ……」 時雨「…………」 時雨「じ、実は用意してきた物があるんだ」 提督「?」 時雨「こ、これ……首輪」チャラッ 提督「首輪?! な、なんでそんなものを……」 時雨「何でって…飼い犬には首輪を付けないと」 提督「そりゃそうだが……」 時雨「……じゃあ、はい」スッ 提督「?」 時雨「て、提督の手で……僕に首輪をつけてよ」 提督「え?!」 時雨「飼い犬に……首輪を付けるのは…か、飼い犬の役目だよ」 提督「そ、そうかもしれんが…」 時雨「何もおかしい事はないんだ……うん、何もない」 時雨「さぁ、提督。 やっぱりやめにしないか?」 時雨「ど、どうして」 提督「それは……」 提督(夕立の時と違って…時雨相手だと……何だかフェティッシュを感じてしまう……これはまずい) 時雨「だ、駄目だよ提督。 首輪つけた後は……ちゃんと散歩しないと」 提督「散歩?!」 時雨「犬は…飼い主と散歩するんだよ」 提督「馬鹿! 他の奴に見つかったらどうすんだ!」 時雨「だ、大丈夫だよ……今は皆、宿舎に戻ってるし、暗いから見つからないよ」 提督「だ、だが…」 時雨「提督」ガシッ 提督「うわっ」 時雨「お願い…散歩したら、終わりにするから……ね?」 提督「……う、うう」 ーーーー ーー鎮守府敷地内 提督「………」 時雨「………」 提督(時雨の首に付けられた革製の首輪。 2人で散歩してるだけだよ。 なっ」 時雨「う、うん」 隼鷹「ふぅーん、そうかい…………ん?」 隼鷹「時雨、首に何を付けてるんだい?」 提督「!」 提督(ま、まずい!) 時雨「えっと………」 時雨「こ、これはチョーカーだよ」 隼鷹「チョーカー?」 時雨「うん、ネックレスみたいな物だよ」 隼鷹「ほー、最近の駆逐艦はハイソなもん付けてんねぇ…」 時雨「ま、まぁね」 隼鷹「チョーカー、チョーカー……鳥海にチョーカーなんちって。 ぶっ……ぶっひゃっひゃっ!」 時雨「あはは…」 隼鷹「ひゃっひゃっ……うっ?!」 隼鷹「おろろろ……」オエー 提督「だ、大丈夫か?」 隼鷹「ううっ、飲み過ぎたよぅ……」 提督(これは、隼鷹を医務室に連れてけば散歩は終わりに…) 隼鷹「あー、気になさんな。 ちょっと休んだら戻るから。 さぁ行った行った」 提督(くっ……) ーーーー ーーーー 提督「ふぅ。 危なかった…」 提督(見つかったのが酔っ払ってた隼鷹で助かったな…) 時雨「………」 提督(何か時雨が静かだな…) 提督「時雨?」 時雨「…バレなかったね」 提督「ああ。 危なかっ」 時雨「犬っぽくないって事だよね」 提督「はい?」 時雨「僕が…僕が犬っぽくないから隼鷹は気づかなかったんだよね……」 時雨「それじゃあダメなんだ。 僕は提督の犬……僕は提督の犬なんだから……僕は犬…犬……」ブツブツ 提督「ひぃ?!」 提督(完全に正気じゃないぞ!) 時雨「ああ、そうか………」 時雨「犬が服を着てるのは、おかしいよね」シュルッパサッ 提督「?!」 提督「ば、馬鹿!やめろっ!」 時雨「ううん。 こうすれば、もっと犬に近づけるから……もっともっと犬に」ヌギッ 提督「ばっ、おまっ、下着…」 時雨「あっ…はぁ………僕、すっぽっんぽんになっちゃった……」 時雨「ねぇ…提督。 僕を見てよ…ねぇ」 提督「……っ」 「ぽいぽーい」 提督「?!」 夕立「どこにいったのかしら…」 提督「木の裏にかくれろっ!」 時雨「……あっ」 夕立「ん?」 提督「よ、よう」 夕立「…提督さん? こんなとこで何をしてるの?」 提督「ち、ちょっと散歩をな……夕立は?」 夕立「時雨を探してるんだけど……どこにもいないっぽい」 提督「し、時雨か…」 夕立「提督さん、どこにいるか知らない?」 提督「わ、分からないなぁ」 夕立「そっかぁ。 うーん……ん?」 夕立「提督さん。 その手に握ってる紐はなぁに?」 提督「え?!」 時雨(……!) 提督(し、しまった。 リードを握ったままだった……) 夕立「………」 夕立「もしかして……」 提督「……っ」 夕立「隠れて犬を飼ってるっぽい!?」 提督「そ、そうなんだ。 じ、実はこっそりな…」 夕立「ふーん。 提督さんも結構ワルっぽい…」ニヤニヤ 提督「あはは……」 夕立「夕立にも見せて欲しいっぽい!」 時雨「…っ」 提督「ち、ちょっと待った!」 夕立「え?」 提督「ちょっと待ってくれ…」 夕立「どうしたの?」 提督「い、いや……その」 夕立「?」 時雨(……) 時雨(……裸に首輪姿。 だから悪いが見せるのは、また今度にしてくれないか?」 夕立「わ、分かったぽい。 ごめんねワンちゃん…」 提督「あと、これは秘密な!」 夕立「秘密ね。 分かったぽい!バイバイ提督さん!」 提督「ああ、じゃあな!」 提督「………」 提督「うあああはぁぁ……危なかったぁ……」 提督(今のは正直ダメだと思った……) 提督「……も、もうやめよう。 俺は時雨を抱え、迅速に執務室に戻った。 今日の事は無かったことにしよう。 きっと夢だったのだ。 ーーーー ーー翌日 時雨「ううっ。 昨日はごめんなさい、提督……」 提督「いや、元はといえば俺が原因だし。 俺も悪かった…」 翌日、目を覚ました時雨は何事もなかったかのように戻っていた。 昨日はあの異常なシチュエーションのせいでおかしくなっていただけなのだろう。 提督「でも、もう犬は暫くいいかな……」ゲッソリ 時雨「あはは……僕も」 ……暫く犬はこりごりだ。 vip2ch.

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夕立

夕立 ss

「提督さん! 夕立、一人で強いの倒せたっぽい! 」 「ゆ、夕立…嬉しいのは分かったからほぼ半裸で抱き付くな! 」 他の同僚達が夕立をぽいぬと呼ぶ理由が分かった気がする。 俺としちゃぽいぽいと可愛らしくてなんと言うか近くに居ると自然に撫でてしまう感じの艦なのだが………最近は姫とか鬼を一人で蹴散らして帰ってきては半裸で 大破はしてないんだがセーラー服は紙一重避けるとき破れるらしいんだ フリスビーを持ってきた犬のごとく『褒めて褒めて』と視線で伝えて来るのだ。 正直滅茶苦茶可愛いですけど。 本当にワンコ可愛いですけど。 でも多分夕立が俺に抱いてる感情は『好き』は『好き』でも、Likeの方の『好き』であって、Loveの方の『好き』では無いんだろうしなぁ。 なんだろ、このモヤモヤ感。 夕立の頭を撫でながらそんなことを考えていた。 とりあえず、入渠させて帰ってきたらロテ通りに回して次の出撃までのんびりとさせよう。 まぁ秘書艦としての作業が多少あるけど、幸いにして俺の書類処理能力はかなり高い。 同期に『お前が提督になれたのはそれのお陰だな』と言われるくらいには。 だから次の出撃までは夕立はしばらくのんびり出来るって訳だなー。 俺は何故か書類が他の鎮守府の数倍速く増えていくから休めそうにも無いけど。 というかそれにも時々確実に俺に回す必要のない書類が混ざってたりするけど。 あーあ、ここに来てから俺、ろくに休んで無いよなぁ。 風邪でも引きたいけど風邪引いたらどう考えても倍々ゲームで書類が増えるぞ………とりあえず最後に難度か撫で回してから書類仕事に移った。 「本部め………俺の書類処理能力が高いと言っても流石に限度が………」 夜。 確か仕事を始めたのは午後の2時くらいだった筈なのだが、もう10時である。 八時間もぶっ続けで仕事をして、ちょっと意識が朦朧としてきた。 流石は俺の体。 貧弱極まりない。 スライムもびっくりの弱さだ。 そんな俺でも優しく迎えてくれるのは自分のベッド………あとお気に入りの抱き枕。 誰が用意したのだか分からないがちょうど良いサイズで今や俺も抱き枕愛用者だ。 ちなみに中に湯たんぽを仕込めるので冬場はかなり重宝する。 それを抱きながら無駄に貯まっていく金を使って 鎮守府から出られないのが良く分かる 手に入れた職人が一針一針魂を込めて丁寧に縫った布団 寝心地は最高。 約20万もするだけはある にくるまって寝るのが最近の楽しみの1つ………うーん、なんか俺、疲れてんのかなぁ。 明日、書類が片付いたら認め印自動押し機………は作ったから、速読術を………とっくのとうに覚えてるな。 んじゃ、関係各所への報復代わりの嫌がらせでもしますかね………とりあえず『救援求ム』を切羽詰まったかのようにして送ろう。 もちろん伝書鳩 嫌がらせに重宝しますよ?えぇ で。 その上で書類仕事を押し付けてやろうじゃないか。 そんな真っ黒な事を考えながら眠りについた。 「うぁ………」 朝。 午前5時頃の事。 書類が溜まりに溜まるせいでこの時間から働かないといけない事が多くてつい起きてしまう。 あーダリぃ。 普通提督ってこんなに書類に悩まされるか………? なんか朝だからかテンションがマイナス方向でスーパーハイだ。 とりあえず起き上がって飯でも食うかな………ってそういや食堂は7時からだ。 と、なるともう書類しか何もない………マジでこれ全部燃やせたらスッキリすんだろーなーとか不毛な事を考えるほどの量あるけど。 何これ?殺人的な物量ってのはこの事?え?もしかして本部は俺を殺しに来てるの?新手の暗殺なの? うんざりしつつも俺はベッドから立ち上がって制服に着替え、机に向かう。 そこにお誂え向きにおかれていたポット 私物。 なんか昨日より増えてるんですが………正直近場の提督たちからのパワハラ 俺ってば割と若いのに艦娘たちが揃ってるしそれなりに練度は高いんだよね。 嫉妬されててもおかしくないぜ を疑ってしまいそうだ。 まぁ、増えていると言っても高さが俺の背を越えないし床に侵食してないからまだマシか………よし、じゃあまずこの資料は………俺に押し付けんなぁ! これ絶対俺がやっちゃ駄目なやつ! 間違えて紛れ込んでるよね! しかもこっちは本部行きのやつ! あれなの! ?俺になんとかペン先生よろしく採点しろと! ?よろしい、ならば俺に押し付けてる時点で0点じゃあ! 無意味に心の中で叫びながら大量の書類を消化していく。 途中で夕立が自然に俺の所へ来たので休憩がてら撫で回したり抱き締めてほっこりしたり………あれ?これ完全に犬の立ち位置に夕立が………気にしない。 そして妖精さんよ、資材の発注はね?確かに俺に回しても良いんだよ?でもね?資材班をわざわざ作ったんだからそっちに回してくれないかなぁ……… いつもお世話になっている 主に栄養ドリンク的な意味で 妖精さんからの書類が来たので適当に流すわけにもいかずしっかりと確認して資材班へ送る。 そのあと下らない書類を大量に処理し、インターバルに夕立を撫でてほっこりし、例のごとくなんとかペン先生のように採点して欲しそうな提督から送られてきた書類にはぽいぽい語 夕立のテンションが上がると発せられる言語。 少なくとも普通分からない で採点してやった。 もちろん0点。 そして、起床から六時間経過した11時、届いていた書類を全て片付けた。 「終わったぁぁぁぁぁぁぁ!!! 俺は自由だぁぁぁぁぁぁ!!! 」 思わずこう叫んだけど許してくれよ?俺でも飯を食わずに六時間は堪えるんだ。 そしてここで、何故かタイミング良くやってきた夕立を抱き締めて疲れを癒す。 働きすぎだからさっさと休みたいですよ。 「ぽい?」 あ~……癒されるんじゃぁ~。 もう当分は働きたくねーな~。 具体的にはあと1ヶ月くらい。 有給は………溜まってるしまとめて消化するかな。 うん、まぁ良いよね。 きっと戻ったらこの部屋が書類で地獄絵図をそのまま出したかのような光景になっていること間違い無しだけど。 どうせそれ、いつもの事だし。 あとそれくらいやったら少しは反省してくれるかもしれんし。 と、言う訳で有給を取りました俺氏。 だがメチャクチャ久しぶりに帰った家 鎮守府から徒歩十分の一軒家 は埃にまみれていた。 そしてついうっかりこんなことを口走った。 「はぁ、家の家具でもこんなに埃があるのになんで多くの提督は誇りを持って書類仕事をしないんでしょうかねぇ! ?」と。 良く考えたらすごく失礼だったと思う。 家具にだが。 とりあえず最初にやることが掃除になってしまった。 あぁ貴重な有給がががががが。 でも実際はなんか数日は休みがある夕立がトコトコ付いてきて力仕事 家具の移動とか を任されてくれたお陰で大した時間は掛かっとらんけど。 ただ俺としても夕立の休みを使っちまうのは………え?あ、うん。 なるほど。 むしろドンドン頼ってくれだと。 言葉に変換しない理由は察してくれ。 ぽいぽい語だ。 ならまずは、食材の買い出しにでも付き合ってもらうかね………ドドッと2週間分ほど。 商店街はそんな近くないし往復も面倒だからまとめて買いたい。 「よし、ちょっと休んだら買い物行くか。 重くなると思うが大丈夫か?」 「ぽい、ぽいぽい! 意訳:了解っ! 夕立は問題ないっぽい! 」 ー数日後ー やぁおはよう。 溜まりに溜まった有給を消化中の提督だぜ。 それにしてもサ、毎朝毎朝鎮守府から暗号でタスケテタスケテ送られてくるの不気味なんですけど。 なんなの?ヤバい奴らが襲来したのなら普通に警報が鳴るだろうし、鬼とかじゃない限りは練度が高いから問題なく相手取れる………じゃあ一体なんだ? あ、はい現実に目を向けますね。 モチのロンタスケテは 書類が殺人的な量になってきた、 タスケテの意である。 というか俺に送ってくるタスケテなんてそんなもんだろ。 どうせ俺、書類仕事以外取り柄無いし。 まぁ、可愛い部下を見捨てるのも忍びないから助け船を出してやろう。 「夕立ー、頼みが有るんだが良いかー?」 「?」 ところで余談だが、最近夕立は家に泊まっている。 どうやら夕立は編制に入りすぎていたからバランス調整も兼ねてるんだとか。 確かにそういや練度が高くて強いから夕立を高確率で起用してたもんな… とりあえず話を戻そう。 俺は部屋の戸棚から、きっと休みの間に何度か使うと思って買っておいた封筒と紙を取り出す。 そして、慣れた手付きでウチに書類を押し付けに来る鎮守府の提督の名前を書いていき、1つだけ本文も付ける。 「んじゃ、この紙に書いたのと同じ内容をこっちの方にも写してくれ」 「了解っぽい! 」 クレーム作成である。 有給取ってる俺が言うことじゃ無いが、流石に書類が鎮守府の通常業務を妨害しているからな。 ついでにこれ以上続くようなら上層部に判断を仰いだ上で適切に処置する。 と付けておこう。 幸いにして俺には士官学校の頃の先輩に偉い人が何人か居る。 学校の時とここらに来たときに何度か貸しを作ってあるからそれを利用出来る。 そんな事を思いながらクレーム作成を続ける事数十分。 全員分を書き終え、あとは切手を貼って郵送するだけとなった瞬間、ドアベルが鳴った。 何が来たのかと思って開けて見ると、門の前に明らかに積載過剰なトラックが置いてあった。 「お届け物ぷぎゃぁ! 」 ………しかも配達員がバランスを崩したトラックに潰された。 ここの地域の配達員異常に耐久が高いから良いけど、普通なら死………乗ってんの書類じゃないですかやだぁぁぁぁぁぁぁ!!! 書類を見て、しばらく働きたくなかった俺のソウルが一気に死にかけ、なんか泣き付きたくなって夕立に泣き付いた。 冷静になった今考えると中学生くらいの少女に泣き付く大人 俺 とか誰得だっての………今現在進行形でしがみついてグロッキーだけど。 ingな形でグロッキーだけど。 「提督さん、もうあれは無理っぽい?」 無理だわ………いくら俺でも無理だわ………死ぬわ……… 「なら、しばらくはこうして夕立に甘えてれば良いっぽい」 そりゃありがたいね。 ホントあれは殺意を感じるよ。 なんなんだろ。 「夕立は、提督さんがしてほしい事は、何でもやる…」 おっと、語尾がぽいじゃなくなったか。 と、なれば相当に真剣な話だね。 まぁ俺はいつでも真剣だけどさ。 命懸かってるし。 「だから………提督さんは夕立に全部任せて?」 全部任せる………ね……… マジで願ったり叶ったりだよ…むしろお願いしたいくらい。 でもまあ、正直なところ俺、元々肉体労働かは誰かに任せて書類ばかり 見てるのが基本スタンスだったからねぇ………これは遠回しで現状維持ってことか。 なら、今は夕立に甘えよう。 家だけを真っ暗にしている良く分からない狂気に満ちた山から目を背けて。 どうせ、有給が終わったら向き合わなきゃいけないんだしさ。

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韓国語小説「ソナギ」(夕立)ファンスノン著を読む : ゆきんこさんの日記

夕立 ss

「提督さん! 夕立、一人で強いの倒せたっぽい! 」 「ゆ、夕立…嬉しいのは分かったからほぼ半裸で抱き付くな! 」 他の同僚達が夕立をぽいぬと呼ぶ理由が分かった気がする。 俺としちゃぽいぽいと可愛らしくてなんと言うか近くに居ると自然に撫でてしまう感じの艦なのだが………最近は姫とか鬼を一人で蹴散らして帰ってきては半裸で 大破はしてないんだがセーラー服は紙一重避けるとき破れるらしいんだ フリスビーを持ってきた犬のごとく『褒めて褒めて』と視線で伝えて来るのだ。 正直滅茶苦茶可愛いですけど。 本当にワンコ可愛いですけど。 でも多分夕立が俺に抱いてる感情は『好き』は『好き』でも、Likeの方の『好き』であって、Loveの方の『好き』では無いんだろうしなぁ。 なんだろ、このモヤモヤ感。 夕立の頭を撫でながらそんなことを考えていた。 とりあえず、入渠させて帰ってきたらロテ通りに回して次の出撃までのんびりとさせよう。 まぁ秘書艦としての作業が多少あるけど、幸いにして俺の書類処理能力はかなり高い。 同期に『お前が提督になれたのはそれのお陰だな』と言われるくらいには。 だから次の出撃までは夕立はしばらくのんびり出来るって訳だなー。 俺は何故か書類が他の鎮守府の数倍速く増えていくから休めそうにも無いけど。 というかそれにも時々確実に俺に回す必要のない書類が混ざってたりするけど。 あーあ、ここに来てから俺、ろくに休んで無いよなぁ。 風邪でも引きたいけど風邪引いたらどう考えても倍々ゲームで書類が増えるぞ………とりあえず最後に難度か撫で回してから書類仕事に移った。 「本部め………俺の書類処理能力が高いと言っても流石に限度が………」 夜。 確か仕事を始めたのは午後の2時くらいだった筈なのだが、もう10時である。 八時間もぶっ続けで仕事をして、ちょっと意識が朦朧としてきた。 流石は俺の体。 貧弱極まりない。 スライムもびっくりの弱さだ。 そんな俺でも優しく迎えてくれるのは自分のベッド………あとお気に入りの抱き枕。 誰が用意したのだか分からないがちょうど良いサイズで今や俺も抱き枕愛用者だ。 ちなみに中に湯たんぽを仕込めるので冬場はかなり重宝する。 それを抱きながら無駄に貯まっていく金を使って 鎮守府から出られないのが良く分かる 手に入れた職人が一針一針魂を込めて丁寧に縫った布団 寝心地は最高。 約20万もするだけはある にくるまって寝るのが最近の楽しみの1つ………うーん、なんか俺、疲れてんのかなぁ。 明日、書類が片付いたら認め印自動押し機………は作ったから、速読術を………とっくのとうに覚えてるな。 んじゃ、関係各所への報復代わりの嫌がらせでもしますかね………とりあえず『救援求ム』を切羽詰まったかのようにして送ろう。 もちろん伝書鳩 嫌がらせに重宝しますよ?えぇ で。 その上で書類仕事を押し付けてやろうじゃないか。 そんな真っ黒な事を考えながら眠りについた。 「うぁ………」 朝。 午前5時頃の事。 書類が溜まりに溜まるせいでこの時間から働かないといけない事が多くてつい起きてしまう。 あーダリぃ。 普通提督ってこんなに書類に悩まされるか………? なんか朝だからかテンションがマイナス方向でスーパーハイだ。 とりあえず起き上がって飯でも食うかな………ってそういや食堂は7時からだ。 と、なるともう書類しか何もない………マジでこれ全部燃やせたらスッキリすんだろーなーとか不毛な事を考えるほどの量あるけど。 何これ?殺人的な物量ってのはこの事?え?もしかして本部は俺を殺しに来てるの?新手の暗殺なの? うんざりしつつも俺はベッドから立ち上がって制服に着替え、机に向かう。 そこにお誂え向きにおかれていたポット 私物。 なんか昨日より増えてるんですが………正直近場の提督たちからのパワハラ 俺ってば割と若いのに艦娘たちが揃ってるしそれなりに練度は高いんだよね。 嫉妬されててもおかしくないぜ を疑ってしまいそうだ。 まぁ、増えていると言っても高さが俺の背を越えないし床に侵食してないからまだマシか………よし、じゃあまずこの資料は………俺に押し付けんなぁ! これ絶対俺がやっちゃ駄目なやつ! 間違えて紛れ込んでるよね! しかもこっちは本部行きのやつ! あれなの! ?俺になんとかペン先生よろしく採点しろと! ?よろしい、ならば俺に押し付けてる時点で0点じゃあ! 無意味に心の中で叫びながら大量の書類を消化していく。 途中で夕立が自然に俺の所へ来たので休憩がてら撫で回したり抱き締めてほっこりしたり………あれ?これ完全に犬の立ち位置に夕立が………気にしない。 そして妖精さんよ、資材の発注はね?確かに俺に回しても良いんだよ?でもね?資材班をわざわざ作ったんだからそっちに回してくれないかなぁ……… いつもお世話になっている 主に栄養ドリンク的な意味で 妖精さんからの書類が来たので適当に流すわけにもいかずしっかりと確認して資材班へ送る。 そのあと下らない書類を大量に処理し、インターバルに夕立を撫でてほっこりし、例のごとくなんとかペン先生のように採点して欲しそうな提督から送られてきた書類にはぽいぽい語 夕立のテンションが上がると発せられる言語。 少なくとも普通分からない で採点してやった。 もちろん0点。 そして、起床から六時間経過した11時、届いていた書類を全て片付けた。 「終わったぁぁぁぁぁぁぁ!!! 俺は自由だぁぁぁぁぁぁ!!! 」 思わずこう叫んだけど許してくれよ?俺でも飯を食わずに六時間は堪えるんだ。 そしてここで、何故かタイミング良くやってきた夕立を抱き締めて疲れを癒す。 働きすぎだからさっさと休みたいですよ。 「ぽい?」 あ~……癒されるんじゃぁ~。 もう当分は働きたくねーな~。 具体的にはあと1ヶ月くらい。 有給は………溜まってるしまとめて消化するかな。 うん、まぁ良いよね。 きっと戻ったらこの部屋が書類で地獄絵図をそのまま出したかのような光景になっていること間違い無しだけど。 どうせそれ、いつもの事だし。 あとそれくらいやったら少しは反省してくれるかもしれんし。 と、言う訳で有給を取りました俺氏。 だがメチャクチャ久しぶりに帰った家 鎮守府から徒歩十分の一軒家 は埃にまみれていた。 そしてついうっかりこんなことを口走った。 「はぁ、家の家具でもこんなに埃があるのになんで多くの提督は誇りを持って書類仕事をしないんでしょうかねぇ! ?」と。 良く考えたらすごく失礼だったと思う。 家具にだが。 とりあえず最初にやることが掃除になってしまった。 あぁ貴重な有給がががががが。 でも実際はなんか数日は休みがある夕立がトコトコ付いてきて力仕事 家具の移動とか を任されてくれたお陰で大した時間は掛かっとらんけど。 ただ俺としても夕立の休みを使っちまうのは………え?あ、うん。 なるほど。 むしろドンドン頼ってくれだと。 言葉に変換しない理由は察してくれ。 ぽいぽい語だ。 ならまずは、食材の買い出しにでも付き合ってもらうかね………ドドッと2週間分ほど。 商店街はそんな近くないし往復も面倒だからまとめて買いたい。 「よし、ちょっと休んだら買い物行くか。 重くなると思うが大丈夫か?」 「ぽい、ぽいぽい! 意訳:了解っ! 夕立は問題ないっぽい! 」 ー数日後ー やぁおはよう。 溜まりに溜まった有給を消化中の提督だぜ。 それにしてもサ、毎朝毎朝鎮守府から暗号でタスケテタスケテ送られてくるの不気味なんですけど。 なんなの?ヤバい奴らが襲来したのなら普通に警報が鳴るだろうし、鬼とかじゃない限りは練度が高いから問題なく相手取れる………じゃあ一体なんだ? あ、はい現実に目を向けますね。 モチのロンタスケテは 書類が殺人的な量になってきた、 タスケテの意である。 というか俺に送ってくるタスケテなんてそんなもんだろ。 どうせ俺、書類仕事以外取り柄無いし。 まぁ、可愛い部下を見捨てるのも忍びないから助け船を出してやろう。 「夕立ー、頼みが有るんだが良いかー?」 「?」 ところで余談だが、最近夕立は家に泊まっている。 どうやら夕立は編制に入りすぎていたからバランス調整も兼ねてるんだとか。 確かにそういや練度が高くて強いから夕立を高確率で起用してたもんな… とりあえず話を戻そう。 俺は部屋の戸棚から、きっと休みの間に何度か使うと思って買っておいた封筒と紙を取り出す。 そして、慣れた手付きでウチに書類を押し付けに来る鎮守府の提督の名前を書いていき、1つだけ本文も付ける。 「んじゃ、この紙に書いたのと同じ内容をこっちの方にも写してくれ」 「了解っぽい! 」 クレーム作成である。 有給取ってる俺が言うことじゃ無いが、流石に書類が鎮守府の通常業務を妨害しているからな。 ついでにこれ以上続くようなら上層部に判断を仰いだ上で適切に処置する。 と付けておこう。 幸いにして俺には士官学校の頃の先輩に偉い人が何人か居る。 学校の時とここらに来たときに何度か貸しを作ってあるからそれを利用出来る。 そんな事を思いながらクレーム作成を続ける事数十分。 全員分を書き終え、あとは切手を貼って郵送するだけとなった瞬間、ドアベルが鳴った。 何が来たのかと思って開けて見ると、門の前に明らかに積載過剰なトラックが置いてあった。 「お届け物ぷぎゃぁ! 」 ………しかも配達員がバランスを崩したトラックに潰された。 ここの地域の配達員異常に耐久が高いから良いけど、普通なら死………乗ってんの書類じゃないですかやだぁぁぁぁぁぁぁ!!! 書類を見て、しばらく働きたくなかった俺のソウルが一気に死にかけ、なんか泣き付きたくなって夕立に泣き付いた。 冷静になった今考えると中学生くらいの少女に泣き付く大人 俺 とか誰得だっての………今現在進行形でしがみついてグロッキーだけど。 ingな形でグロッキーだけど。 「提督さん、もうあれは無理っぽい?」 無理だわ………いくら俺でも無理だわ………死ぬわ……… 「なら、しばらくはこうして夕立に甘えてれば良いっぽい」 そりゃありがたいね。 ホントあれは殺意を感じるよ。 なんなんだろ。 「夕立は、提督さんがしてほしい事は、何でもやる…」 おっと、語尾がぽいじゃなくなったか。 と、なれば相当に真剣な話だね。 まぁ俺はいつでも真剣だけどさ。 命懸かってるし。 「だから………提督さんは夕立に全部任せて?」 全部任せる………ね……… マジで願ったり叶ったりだよ…むしろお願いしたいくらい。 でもまあ、正直なところ俺、元々肉体労働かは誰かに任せて書類ばかり 見てるのが基本スタンスだったからねぇ………これは遠回しで現状維持ってことか。 なら、今は夕立に甘えよう。 家だけを真っ暗にしている良く分からない狂気に満ちた山から目を背けて。 どうせ、有給が終わったら向き合わなきゃいけないんだしさ。

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