弾い て みた 著作 権。 著作権についての質問です。 踊ってみたをYouTubeで観ていたのですが、

「ベースで弾いてみた」動画の作り方⑥著作権問題を解決するには

弾い て みた 著作 権

1 バンドとはいいものだ 実は、中学3年生から大学3年生まで、バンドをしていました。 僕はドラムスコなのですが、メインパートはベース(稀にギター)でした。 愛機は、Fender USAの中古のジャズベース。 高校生のとき、イオン(厳密にはジャスコ)のリカー売り場でアルバイトをして購入したものです。 そして、先日、友人に誘われ、10年?ぶりくらいにステージに立つことに。 やる気ないバンドあるあるですが、当然、自主練など誰もせず、2時間枠でスタジオを借りると、最初の30分はチューニングと慣らし(ここだけは細部にこだわる)、そのあとフリートークを考えたりして、結局1時間も練習できませんよね。 結成3か月のバンドです。 みんな社会人のため練習も数回しかできていません。 構成は、女性Vo、男性Gt、女性Kb、男性Ba(僕)、男性Drの5人。 年齢構成は21歳〜43歳。 年齢も性別もバラバラ。 バラバラだけれども、最高な一体感だけは出せました! ちなみに、セットリストは、下記のとおりです。 椎名林檎さん・東京事変好きの方には、すぐにピンとくるでしょうが、ベースはあの亀田誠治師匠。 そもそも僕レベルでコピーするのは不可能ですよね。 自首しますが、コード引き+裏のリズムを弾いてごまかしていました。 2 実際に弾いてみた! まずは、下記のリンク先の動画をご覧ください。 ライブ当日の「弾いてみた」(歌ってみた・バンドしてみた)動画です。 ベースが僕です。 わずか1分30分です。 ちゃんと見ていただけましたか? 上記は、東京事変の「群青日和」という楽曲です。 僕のアオハルだった高校3年生(2004年)のときの曲ですが、今でも、まったく色褪せないですよね。 ちなみに、ちょっとしたライフハックですが、 「あのバンド、ベースがいいよね」というと音楽通に見られますのでオススメです。 ところで、本当に見ましたか? 実は、この動画のアップロードが適法かどうか見極めるためには、次のとおりの数々のステップをクリアする必要があります。 順番に見て行きましょう。 長いですが、大丈夫。 大笑福(by 亀田誠治師匠)。 !CAUTION! 下記では編曲・実演家等の権利については割愛しています。 権利関係は契約書を見なければ何ともいえませんので推測です。 わかりやすさを重視しています(法的に不正確な部分もあります)。 3 音楽の著作権の中身 「音楽」って一体で、1つですよね。 でも、当たり前ですが、CDには「作詞」「作曲」との表記があるように、「作詞」「作曲」について、それぞれ著作権者がいます。 でも、「詞」と「曲」だけでは、普段、僕らがCD(サブスクリプションのAppleMusicやSpotifyも含みます!)で聞いている楽曲は再現できません。 そうなんです。 作詞家、作曲家の著作権だけではなく、CD音源である「 原盤権」(=レコード製作者の権利+実演家の権利等。 以下、単に「原盤権」ということがあります。 )という概念が登場します(他にも、編曲家・実演家等多数のプレイヤーが登場しますが、説明の便宜のため割愛します)。 なぜ、「原盤権」という仕組みがあるのかというと、CDの作成にはスタジオ代や生バンド代など多額の費用がかかりますので、平たく言うとその費用(リスク)を出してCD化した方にも権利が認められているのです。 4 よくわからないけど、まずはJASRACだ! 音楽の著作権といえば、JASRACというイメージがありますよね。 そこで、まず、JASRACのウェブサイトで、「群青日和」の作詞家・作曲家を調べて見ましょう。 JASRACのウエブサイト(J-WID。 )では、簡単に、JASRACの管理楽曲のデータベースを検索することができます。 ここで、「群青日和」と入力した結果が下記です。 【上記画像】JASRAC・J-WIDより(2019年11月1日時点) なるほど。 作詞が椎名林檎氏、作曲がHZM氏(ヒイズミマサユ機氏。 ちなみに、 PE'ZのAkatsukiはヤバい!!)ということがわかりました。 そして、椎名林檎氏は、JASRACに「全信託」(音楽のすべての支分権の管理をJASRACに委ねていること)していることもわかりました。 また、HZM氏は「無信託」なのですが、(種々の事情から椎名林檎氏とともに)かなりの確率で音楽出版者「有限会社黒猫堂」を通じて、JASRACに楽曲を管理委託していると思われます。 ここまでを図示すると下記の図です(なお、作詞家・作曲家と音楽出版社との著作権譲渡契約については省略します)。 5 JASRACとNexToneとは? もう一度、JASRACの画面を見てみましょう。 著作権者は、自分の音楽をどの範囲でJASRAC/NexToneに管理を任せるのか選択できます。 たとえば、ライブハウスなどでの「演奏」と「映画」での使用のみを任せることもできますし、すべてを任せることもできます。 著作権者が、JASRACにこの管理を任されているものが「J」と表記されています。 ここで「群青日和」については、「演奏」に「J」とあります。 つまり、僕が、ライブハウスでした「演奏」についてはJASRACの管理下です。 そこで、ライブハウスで「演奏」する場合、ライブハウスが、JASRACに使用料を支払っています(通常、各バンドがJASRACと直接やりとりすることは殆どありません)。 それでは、「群青日和」は、インタラクティブ配信(インターネットを通じた配信)が認められていないのでしょうか。 ここでNexToneが登場します。 音楽著作権の管理といえば、「JASRAC」というイメージがあるかと思います。 しかし、長い経緯を経て、2016年2月から「NexTone」(旧:イーライセンス、JRC)という団体も音楽著作権の管理をしています(ただし、演奏権を除きます。 演奏権とは、たとえば、上記のように僕がライブハウスで実際に演奏する行為のことです。 続いて、NexToneのウェブサイトで「群青日和」を検索してみましょう。 下記をご覧ください。 その他は、JASRACに委ねています。 【上記画像】NexTone・ウエブサイトより(2019年11月1日時点) JASRACとNexToneは、ともに作詞家や作曲家の権利を管理する団体であるところ、今回の「群青日和」のケースでは、「NexTone」がインタラクティブ配信についての権利を管理しているのです( もちろん、JASRACがインタラクティブ配信を管理している楽曲も無数にあります)。 そして、JASRACもNexToneも、YouTubeと「 包括(許諾)契約」を結んでいます(JASRACについて、。 NexToneについて、)。 突然「包括(許諾)契約」という言葉がでてきました。 「包括契約」とは何か考えるためには、まず、包括契約がない社会をイメージしてみましょう。 包括契約とは、「JASRAC/NexToneが管理する範囲で、YouTubeは楽曲を利用していいよ(YouTubeはユーザに「歌ってみた」「弾いてみた」動画をアップロードさせてもいいよ)」という契約です。 YouTubeとJASRAC/NexToneとの包括契約がなければ、僕らYouTubeの利用者は、手軽に「歌ってみた」動画をYouTubeアップロードすることはできません。 でも、これって、ユーザ参加型コンテンツであるYouTubeの方向性とは異なりますよね。 だからこそ、YouTubeが自ら費用を支払ってJASRAC/NexToneと契約を結んでいるのです。 そのため、僕らがわざわざ、JASRAC/NexTone(仮に、椎名林檎氏やHZM氏が信託していなければ椎名林檎氏やHZM氏と直接)に、「この動画アップロードしていいですか?おいくら必要ですか?」などお伺いをたてることなく「歌ってみた」「バンドしてみた」動画をアップロードできるという訳です。 このようにして、僕らユーザは、YouTubeに無料で、JASRACやNexTone管理楽曲について「歌ってみた」「弾いてみた」をアップロードできるのです。 なお、YouTubeは、JASRACやNexToneに著作権料を支払っています。 YouTubeは損するだけでは?と思われるかもしれませんが、広告収入等で収益をあげていますし、そもそもGoogle社ですので周到な戦略があってのことです。 ここまでの関係を図示すると、下記のとおりです(想像図)。 僕が、ライブハウスで有料でバンドをした行為は「演奏」ですのでJASRACとの関係です。 それを、YouTubeにアップロードするのは「配信」ですのでNexToneとの関係になります(東京事変「群青日和」の場合)。 6 レコード製作者の権利とは? 上記は、あくまでも「演奏」や「配信」でした。 なお、上述のとおり「原盤権」には、レコード製作者の権利+実演家の権利等が含まれます。 レコード製作者とは、平たくいいますと、 僕らが聞く「CD音源」そのものを利用する権利を持っている者のことです。 なぜ「レコード製作者」の権利という制度があるのかというと、CDの作成にはスタジオ代や生バンド代など多額の費用がかかりますので、平たく言うとその費用(リスク)を出してCD化した方にも権利が認められているのです。 レコード製作者については、おそらく多くの場合、YouTubeとは包括契約を結んでいません。 そのため、東京事変のCD音源をYouTubeにアップロードする行為はアウトです。 もちろん、「歌ってみた」「弾いてみた」のバックトラックとして流す行為もアウトです( ただし、例えば、TikTokとエイベックスは、包括契約を結んでいます()。 そのため、倖田來未氏の「め組のひと」などは、TikTokにおいて、CD音源そのままで利用できるのです。 なお、YouTubeのコンテンツID制度については省略します。 ところで、YouTubeで「群青日和」と検索すると、東京事変のPVがでてきます。 PVについては著作権法上「映画の著作物」と考えられており、「レコード製作者の権利」とは異なります。 ただ、参考になりますので見てみますと、「UMG、NexToneほか7社」との表記がありますね。 権利関係が複雑なことがおわかりいただけると思います。 youtube. そのため、上記図は推測です。 また、作詞・作曲家と音楽出版社との間の著作権譲渡契約については省略しています。 7 アップロードした動画をブログに埋め込むには? いままでみてきたとおり、僕のバンド動画をYouTubeにアップロードする行為は適法です。 その後、僕は、上掲したとおり、このnoteにYouTubeにアップロードした「弾いてみた」動画を埋め込み=インラインリンクしました(インラインリンクとは、このようなではなく、自動的にリンク先が読み込まれる設定=ジャンプせずにそのページで読める設定です)。 埋め込みについて、NexToneのウエブサイトには、下記のとおり「 個人が収益を得ないサイト上でにおいて、特定の限られた作品のみを利用する場合は、利用申請や使用料の支払いは必要ありません」とあります。 このnoteは無料ですし、「群青日和」という特定の1曲のみですので、YouTubeへのアップロードするのみならず、埋め込むこともできるという仕組みです。 nex-tone. html より ただし、JASRACが配信について権利を持つ楽曲は、別の要件を満たす必要がありますので、注意が必要です(JASRAC「動画投稿(共有)サイトにアップロードされている動画をタグ貼付・埋込の方法で外部のサイトで利用する場合」・)。 8 まとめ いかがでしょうか。 なかなか難しい話でした。 以上のステップを経て、僕は、身を挺して、「群青日和」の「弾いてみた(歌ってみた)」動画をこのnoteに埋め込みました(ただし、権利関係については、どうしても契約書を見ないと分かりきれない部分がありますので、万一私の不手際がありましたら、関係者からのご連絡をお待ちしています。 即刻、削除等の適切な措置を講じさせていただきます。 特に、椎名林檎さん、HZMさん、ベースの 亀田誠治師匠 からの直接のご連絡をお待ちしております)。 【私見】 上記の手続きや確認作業について、かなり煩雑に感じますよね。 それでも、 ・価値あるものに適正な対価が支払われる社会 ・真面目に生きる方が正当に報われる社会 の実現のためには、必要なフローなのではないでしょうか。 椎名林檎氏やHZM氏への対価がゼロになる社会なんて、おかしいですよね。 もちろん、著作権法上、プライベートな利用、教育目的利用等では、無料で著作物を利用できる場合があり、文化の発展と著作権者の利益とのバランスが調整されています。 また、権利者自らが「無料使用OK」と宣言することもできます。 ただし、よりユーザがわかりやすいように/利用しやすいように、関係各団体の努力も必要かとは思います。 それにしても、椎名林檎さんや東京事変も最高で、亀田誠治師匠も最高です。 なにより、自分のライブの高揚感も最高でして、もうどうしたらいいものかと。 余韻に浸りつつこのnoteを書きました。 いつか、誰かのご参考になれば。 執筆者: STORIA法律事務所 弁護士 菱田昌義(hishida storialaw. でも、今はコンビニのプリンタでオンデマンド購入できますし、もちろんインターネットでも購入できます。 それでは、「音楽」と「楽譜」は、著作権法上、どういう関係なのでしょうか。 まずは、僕の説明よりも、下記のコンメンタールの解説をご覧ください。 【文献】半田正夫・松田政行編「著作権法コンメンタール1<第2版>」(勁草書房・2015年)・545頁(井奈波朋子執筆部分) 「レコードやCDに音楽の著作物が複製されているように、楽譜にも音楽の著作物が複製されていると考えられる(実際、レコードのない時代は、演奏以外の方法では、楽譜のみが音楽を人に伝達する手段であった)。 〜 略 〜作曲を行った者自らが作譜した場合には、当該楽譜は、音楽を一定の約束に従って読める形で書き記した媒体にすぎず、言語あるいは記号の著作物として存在しうる創作的表現はない。 他人が既存の音楽を採譜する行為は、音楽の複製に過ぎない。 採譜行為はノウハウを要するが、ノウハウ自体は保護されないのであるから、楽譜に言語の著作物としての創作的表現はない。 たとえ、当該作譜が独創的作譜であったとしても、それが音楽を忠実に表記したものである以上、音楽とは別個の創作的表現があるとは考え難い。 このような結論をとる場合、音楽出版社ないし楽譜出版社の保護が問題となりうる。 音楽出版社ないし楽譜出版社で音楽著作権を譲り受けていない場合には、著作権法上の保護が与えられない結果となる。 」 音楽CDを、CD-Rに焼くことは「音楽」の複製ですよね(もちろん、私的複製の範囲内かどうかは別問題です)。 CD-Rには、忠実に原楽曲が再現されます。 そして「楽譜」についても、忠実に原楽曲を再現するものだから「音楽」の複製だという説明です。 でも、よくよく考えると、DTMツールで、まず打ち込みをして作曲する作曲家もおられます(特に「ボカロP」など)。 この場合、楽譜と音楽は同時発生しているとも考えられるのではないでしょうか。 また、ベートーベンは、晩年には聴力を失っていましたが、仮に、楽譜のみから創作していたのだとしたら、著作権法上、どのように説明すればいいのでしょうか。 頭の中に鳴っているメロディはアイディアであり、著作権法上、保護されません。 この議論は、著作権法上、あまり意味のある議論ではないと思います(どのような思考をするにせよ、著作権法上保護される結論になるため)。 ・楽譜コピー問題協議会(CARS)による複製の説明として、。 ・一般社団法人日本楽譜出版協会による複製の説明として、。 ただし、この記載は、著作権法に馴染みのない方に誤解を招き兼ねないのであえて記載しますが、 僕たちが利用できるのは、上記のCARS等の説明の範囲のとおりであり、著作権法上認められている範囲を超えて、楽譜を自由に利用できるわけではありません(たとえば、このnoteに僕が購入した楽譜のPDFファイルをアップロードする行為はもちろん認められていません)。 この問題点に関する一般社団法人日本楽譜出版協会による「 楽譜出版者に固有の権利」の法制化についての意見として、同協会「楽譜出版者の役割と固有の権 について一音楽文化の発展のために一」(2012年2月・)及び意見の要約としてをご参照ください(なお、ここでいう「固有」とは、著作権者から出版権の設定を受けることなく発生する、楽譜出版社独自の権利という意味です)。 また、出版権の議論状況について、上野達弘「出版者と隣接権制度」(IPLPIセミナー・2012年)もご参照()ください。

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YouTubeで音楽や曲を動画に使う場合、著作権的に原盤は使えるのか?【弾いてみた系】

弾い て みた 著作 権

YouTube、使ってますか? このブログの読者層であるインディーズアーティストやインディーズバンドマンの場合、自分たちのPV・MV公開に使っている人も多いと思いますし、「歌ってみた」や「弾いてみた」系の動画を作って投稿している人も多いと思います。 ただ、YouTubeに動画を公開する時に気をつけたい問題が、やっぱり「音楽の著作権」ですよね。 もちろん映像や文字などコンテンツ自体にも著作権はありますが、よく聞かれるのは「音楽の著作権」です。 「動画のBGMに音楽を使うと絶対にダメ」「カバーならOK」「カラオケ動画の投稿はヤバイ?」などなど、様々な疑問があると思いますが、今回はYouTubeと音楽著作権について、僕自身知らなかった最近の気づきを紹介していこうと思います。 YouTubeで音楽や曲を動画に使う場合に気をつけたいこと 細かなことはたくさんありますが、YouTubeで音楽や曲を動画に使う場合は、主に「著作権」「原盤権 著作隣接権のレコード製作者の権利 」の2種類に気をつける必要があります。 大まかに説明すると「著作権」は音楽そのものの権利、「原盤権 著作隣接権の一つ、レコード製作者の権利 」はCDなど録音された音源に対する権利です。 「音楽の著作権」と聞くと、真っ先にJASRACが思い浮かぶ人も多いと思いますが、まさに音楽を制作した人の権利である著作権を管理しているのがJASRACです。 YouTubeはJASRACやイーライセンスといった著作権管理団体と著作権の包括契約を締結済みなので、個別に楽曲の利用許諾手続きを行なわなくても、JASRACやイーライセンス管理楽曲を利用した動画をアップロードすることが可能できます。 参考: 逆にいうとJASRACやイーライセンスに著作権の管理を委託していなアーティストの音楽は利用することができないので注意が必要ですね。 CDなど録音音源を利用した動画投稿は、基本ダメなのか? YouTubeに限った話ではないですが、JASRACやイーライセンスが包括契約で管理している権利は、音楽の著作権です。 録音された音楽の権利である「原盤権 著作隣接権の一つ、レコード製作者の権利 」の管理は行っていません。 この原盤権は、CD音源やダウンロード配信用音源など、レコード会社が制作した「録音された音源そのもの」に発生しており、著作隣接権の一部である「レコード製作者の権利」として定めれられています。 また「録音された音源そのもの」ということは、当然カラオケで提供されている音源や、他の人が作った音源など全てに対して「原盤権 レコード製作者の権利 」は発生します。 実際に、カラオケ音源を使った動画をYouTubeに公開したところ、カラオケ機器メーカーの著作隣接権侵害として、公開差止めの判決なんかも出ています。 そして「原盤権 レコード製作者の権利 」はJASRACやイーライセンスが管理していませんので、YouTubeの著作権包括契約は意味をなさず、原盤・原曲を使った動画の投稿が完全にダメかというと・・・・ どうやら、そうでもないようです。 YouTubeの「音楽ポリシー」によると・・・ YouTubeを見ていると、たまに完全に原曲のCD音源に乗せて「ベース弾いてみました」とか「ギター弾いてみました」といった動画が出てきますよね。 これらが全て違法な動画かというと、そうでもないようで、YouTubeに動画を投稿する際、管理ツール上に表示される「音楽ポリシー」の内容次第では、原曲 原盤 を使っても、スルーされて利用できるようです。 実際、音楽ポリシーで使用許可が出ている楽曲の原盤や原曲を動画のBGMに使った場合、投稿した動画に下記のような著作権表記のクレジットが自動で追加されることにより、そのまま原曲を使い続けることができる場合もあります。 参考: YouTube自体が「Content ID コンテンツID 」と呼ばれる著作権管理システムで、権利者が自分の曲がどれだけ使われているか、原盤を使用した動画の再生回数がどの程度あるのか全て管理しているので、条件次第では原盤を使っても動画が削除されないようです。 ピコ太郎さんの「PPAP」も世界中のユーザーが真似て動画をアップしていました。 YouTubeには著作権管理システムのコンテンツIDがあり、権利者がそれを把握して、原盤を使用した動画の再生回数も紐づいて管理しています。 と、「原盤を使用した動画の再生回数を管理している」と、答えていますね。 管理しているということは削除していないと捉えられます。 権利保持者はContent IDのポリシー次第で、「原盤を自由に使わせる」「動画に広告を強制的に入れて、権利保持者がマネタイズする 投稿者はマネタイズできない 」「対象の動画から音声トラックを削除する」「動画自体を強制的に削除する」など、様々な対応が取れるようになっています。 このように、もしあなたが「弾いてみた」「歌ってみた」系の動画を作成する際に、原盤に合わせて演奏した動画を投稿すると、権利保持者が上記方針のどれかを選ぶ仕組みになっており、権利保持者の対応次第では動画は削除されません。 YouTubeの仕組みにより、誰かが原盤を利用した動画を投稿すると、原盤の権利保持者に適正な収益が分配されるようになっているので、そもまま音楽の利用が認められるということもあるようです。 ただし、大前提として原盤の利用には権利保持者 レコード会社 への許諾が必要ということを忘れないでください。 また外国曲を使う場合は、また違った権利の話が出てきますので、本当に注意が必要ですよ。 著作権者による音楽の使用許諾やポリシーは、権利保有者が簡単に変更できますし、条件変更により動画が削除されるリスクなど考慮すると、極力、原曲は利用しないに越したことはないですね。 公式のFAQにも以下のような表記があります。 著作権者は状況によってポリシーを変更したり、著作権侵害による削除通知を発行したりする場合があります。 そのため、著作権者がお客様のケースに対して他とは異なる決定を下したり、音楽に適用しているポリシーを変更したりした場合、動画の状態が将来的に変わることがあります。 YouTube から動画が削除される場合もあります。

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【著作権】どこからNG?「歌ってみた&踊ってみた動画」の違法ラインを弁護士が解説(1/4)

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動画配信サイトにおける「歌ってみた」「踊ってみた」動画は、いまやWeb上の人気コンテンツとなっている。 ただ、たびたび議論されるのが『著作権』の問題だ。 配信者や配信に興味ある人も気になるところだと思うが、法律的に何がセーフで、何がアウトになるのか、神田のカメさん法律事務所の弁護士・太田真也先生に伺った。 なお、法律的な結論は状況により異なる可能性があるため、あくまでも一つの参考として捉えていただきたい。 今回は「歌ってみた」及び「踊ってみた」関連動画で「どこまでやったら権利者からの警告や削除要請、損害賠償、刑事罰などの問題が発生するか」という点についての考察をまとめた。 そのため、当記事中では、著作権法上の問題が発生しない「権利者の許諾がある場合」について、また包括的な許諾がある場合などについては触れていない。 著作権とは何か? 著作物にあてはまるモノ 基本的には『創作性を持って表現されたもの』が当てはまります。 もともと目に見える形のないアイデアを何らかの形で具現化したものですね。 著作権法の第十条には具体例が示されていますが、例えば、小説や脚本などの『言語の著作物』や、音楽、舞踊や無言劇などの振り付け、プログラムなども含まれます。 著作物に著作権が与えられるタイミング 世の中に形として生み出された瞬間から成立します。 特許などと異なり、登録などの手続きは必要ありません。 ただ、果たして著作物かどうかという部分で争われる場合もあります。 著作権に含まれる細かな分類 大きな意味での著作権の中に、著作者人格権と財産権としての著作権が含まれます。 著作者人格権とは、モノを生み出した人の権利を保護するためのきまりです。 例えば、氏名表示権というものでいえば、著作者は「誰が作ったのか」を明示させることができます。 また、同一性保持権というのもあり、勝手に内容を改変されたりするのを防ぐことができます。 一方、財産権としての著作権とは、生み出されたモノ自体の財産的な価値を保護するものですね。 具体例としては、複製権があります。 著作物を勝手にコピーして販売されたりするのを防ぐための権利ですね。 また、テレビやインターネットなどで勝手に配信されるのを防ぐための、公衆送信権などがこれに当てはまります。 もう一つのきまり「著作隣接権」 音楽を考えてみると、例えば、作詞や作曲を手がけた人自身に関わるのが著作権。 生み出されたモノを歌う人や、販売するレコード会社などに関わるのが、この著作隣接権になります。 これを「実演家の権利」と呼んでいます。

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